自分の父親を見ていて思う事。

※ネガティブ全開の記事です。

 

 

 

 

 

僕の父親は69歳で認知症を患っている。

以前はタクシー運転手をしていたが、66歳で退職した。

 

 

昔から父は人の話を聞かずに、気に入らない事があると怒鳴り散らす癖があった。

何回同じ事を注意しても、直さずに逆切れする始末。マトモに話せない人だった。

僕も姉もそんな父を軽蔑していた。

 

父はもともと甘えの強い性格だったが、認知症になってからさらにそれが強くなった。

何かあるとすぐに母を呼び、「〇〇ができない」 「〇〇が分からない」など言い出す。

認知症の当たり前の症状だと思うかもしれない。

でも僕にはそれが、最初から何も努力せずにすぐに人の助けを借りる情けない姿に思えて仕方ない。

 

父は趣味のようなものが無く、寝てるか常に何かを食べてるような生活をしている。

甘いお菓子を際限無く食べるその姿はまるで、食べても食べても満足しない妖怪、餓鬼だ。

僕が以前にTwitterで書いた『没頭できる趣味が無い人間は食べる事が好きな傾向がある』というのも、父を見て思った事だ。

 

 

僕は父親が死ぬほど嫌いだ。顔を見たり、考えたりするだけで嫌な気持ちになる。

 

 

父親を見ていて思うのが、老後というのはそれまで生きてきた事の結果なんだと思う。

 

元気な時に没頭できる趣味を見つけていないからつまらない老後を送る。

子供と信頼関係を結べていないから見放される。

不摂生な食生活を送ってきたから病気になる。

 

上に書いた事は全て自分の父親を見ていて分かった事だ。

 

反面教師にして、父親のようになりたくないと心の底から思う。