漏斗胸手術はやってよかったのか分からない。

今年の3月ごろに漏斗胸の手術をした。

 

漏斗胸を知らない方に簡単に説明をすると、漏斗胸は生まれつき胸が凹んでいる病気だ。

割合としては男性の方が多くて特に痩せ形の人間がなりやすい。

 

 

手術は胸骨の内側にチタンバーを入れて、凹みを矯正する。その状態で3年間バーを入れっぱなしにして胸骨が正常な状態で固まったらバーを抜くというもの。

 

 

手術後は死ぬほど苦しかった。胸の痛みで息が上手くできずに、喋ることさえできなかった。

やらなければよかったって何度も思った。

 

 

今も胸の圧迫感のようなものがある。胸骨が持ち上がった分、肺が大きく開いて呼吸が楽になるかと思ったがそんな事はなかった。

むしろ、息を深く吸い込む事が難しくなって肺活量は手術前よりも落ちたんじゃないかと思っている。

 

 

今回の手術で思った事は、人の体を人為的にいじるものじゃないって事かな。

凹んでいる状態が異常な状態だと思っていたけれど、僕の体の場合だと凹んでいる状態が正常な状態だったのかもしれない。